【書庫】銀×月小説【Short】

□―夢の中で漕がれている人に会うって、常にその人の事考えてるから?―
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『夢の中で漕がれている人に会うって、常にその人の事考えてるから?
それって一種のストーカーじゃね?
うわ、怖ッ!』







「逢いたいと〜思う気持ちは、今日もまた願いになる〜
哀しみを月のしずくが今日もまた濡らして行く〜」
「………。
銀時、まずつっこもう。
いきなり何じゃその歌は。」
「月のしずく。
RUIの。
柴崎コウって結構名前変わるから、もう誰が誰だかわからねぇよ。」
「……うぬ、つっこんでいいか?
何故いきなりそのような歌を歌いだした?」
「え、この曲結構有名だぜ?
サビ聞いたら、あー、って思うはずだぜ?
M○テにも多分出てたかと……。」
「……嫌、もうつっこむのはよそう。」


「恋しいと詠む事の葉は〜そっと今、天つ彼方〜
悲しみを月のしずくが今日もまた濡らして行く〜」
「うるさいわァァァァァァ!!」


月詠の投げたクナイが銀時に額に突き刺さる。
線を引くように血が流れ、銀時は月詠にドヤ顔を向けた。
珍しく、眉毛と目の距離が狭い。

「……なんじゃ?
そのような歌を主が歌うと言う事は、何か恋文でも書きたいのか?」
「んー。」
「!」

ひ、否定しないじゃと……!
こいつ、誰かに恋文を出すつもりなのか……!?


  

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