G&G
□挨拶代わりは…
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「待って!!」
「何?」
彼女の近くでそう言うと、彼女は振り返る
「…キミ、僕と逢ったことは…無いよね?」
「うん」
何が何だか分からない様子で、和弥を眺める少女
そんな少女をじっと見つめる和弥とクリス。
『なんかさ…気のせいかな、雰囲気が似てるな…誰かと』
「少女の精霊さん…かな?、私は十代の義妹だよ」
クリスのつぶやきに、十代の義妹は笑顔で返す
ソレを聞いた、和弥とクリスは頷く。
「なるほどな、何となく似ている訳だ」
『確かに…私も十代かな…とは思ったよ』
「そう?似てるかな、ダニエル」
『さぁ、僕には分からないよ』
二人が話していると、突如彼女の肩からネコが現れる
「で、僕の見えた精霊らしいのはこの子か…」
『らしいね』
二人は小さく笑う、何が可笑しかったのか分からない少女らは二人で首を傾げた。
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