G&G
□挨拶代わりは…
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「…暇だな、ホントに」
和弥はあくびをしながら道端を歩く
『仕方ないよ、そりゃ十代らみたいに課題が残ってたら別だけどさ…』
半透明な少女、氷使いクリスが和弥の横にフワフワと浮いている
彼女は少し呆れている様でもあった…
「まぁ…ほら、アイツら阿呆だし」
『和弥も上に行ったら、アホでしょ?』
和弥の言葉にクリスは溜め息をつきながら返す。
そんな他愛も無い会話をしていると、向かいから和弥と同じ赤い制服を纏っている少女が歩いてきた
『あ、和弥以外にもレッド生居るよ』
「…ホントだな、しかも精霊も居るし何より…」
クリスが気付いたのに対して、和弥は少し驚いてる様ではあった。
『少し、彼女に話掛けてみよっか?』
「あぁ…」
そう言って、目の先に見える少女の元に二人で走って行った。
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