G&G

□友情は空にあり
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「ねえ名前は何て言うの?」

「私は紅 雫葉、そっちは?」

「十代の義理の妹の遊城小夜だよ」

「十代って妹いたの?!そんな話聞いてないんだけど!」

「アハハ十代って抜けてる所があるから許してあげて?」

「でも小夜が十代の妹…」


じろじろと雫葉に見られて小夜は少なからず恥ずかしがるのでフイと顔を横にずらしてその視線から逃げてしまった
だが「紅 雫葉」と言う名前に覚えがあって頭を捻る、そしてこれまたフと一気に思い出す


「ああー!!」

「な、何さ?」

「思い出したっ雫葉ちゃんって確か…『決闘女王』って呼ばれてる凄く強いデュエリストで海馬コーポレーションの推薦で来たんだよね?」

「良く知ってるね、そんな事…」

「だって有名だもんっねえねえ!良かったら今度私とデュエルしてくれないかな?」


大のデュエル好きな小夜は目の前の雫葉に目を輝かせてそう言う、小夜の気迫に負けたのかやがて雫葉はコクンと一頷きしてくれる
その肯定の意味にパアと顔を輝かせて小夜は笑顔で両手を上げる


「やったぁ♪」

「そんなにデュエル好きなんだね〜」

「うん大好きだよ!雫葉ちゃんも好きでしょ?」

「勿論好きに決まってんじゃん!」

「エヘヘッじゃあ私達同類だね」

「そう言う事だね」


にこにこと笑顔を浮かばせる小夜に自然と雫葉も笑顔を浮かばせる
あ、と一言零して小夜は雫葉に手を差し出す


「レッド寮での女の子の友達って初めてだから…これからよろしくね雫葉ちゃんっ」

「こっちこそよろしくね!小夜」


そう言って二人は笑顔を浮かべて固く手を繋ぎ合った、その後もこの二人はレッド寮では親友となったと言う噂も出来るのだが一緒に昼寝をし出した二人は知らない事だ


友情は空にあり
(シニョーラ小夜は一体何をしてるノーネ!!)
((多分意気投合して忘れたんだろうな…))

(私何か忘れてた様な…)
(小夜どうしたの〜?)
(ううん何でもないよっ)

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