脱色

□きっと想いは、シュガーレス
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口にする度にそれは、甘く。





きっとウルキオラ辺りだろう。現世から持ち帰った花弁の砂糖漬けは、どのような経路を通ったのかネリエルの手中にあった。







ネリエルは小瓶から一つつまみ上げ、口内にそれを放り込んだ。




淡い桃色の花弁はネリエルの口内で甘味を放出して。







あっという間に喉を通り、ネリエルの胃袋に収められる。







また一つ。







また一つ。







青かと思えば黄。
赤かと思えば緑。








ノイトラはネリエルの指先で捕らえられ、口内に消えてゆく花弁達の一部始終を、裸身のまま見物していた。






細い腰にシーツのみ巻きつけて。
ネリエルの自室だというのに、我が物顔で寛いでいた。





一方、ネリエルにとってもそれは日常の風景の一つらしく、素知らぬ顔でベッドの脇の椅子にノイトラ同様半裸で寛いでいる。





情事後だろうか、ネリエルの陰部が白濁液に濡れている事は、乱雑に裸身に巻かれたシーツの上からでは見える筈もなく。
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