短編と設定集
□GIRIGIRIMIX!!!
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ヒロ
「ミウ。あ〜んして?」
ミウ
「え!?どうしたのヒロ!?」
ヒロ
「何って…今日はミウに俺が料理作ってあげるって話だったじゃん?」
ミウ
「そ、そうだっけ…?」
ヒロ
「はい、特性カレー。あーんして?」
ミウ
「ん、あ、あ〜ん…」
パクッ
ヒロ
「おいしい?」
ミウ
(か、か、辛いぃ!!!
で、でも折角ヒロが作ってくれたんだし…わ、私のために…。こ、ここは無理にでもおいしいと言った方が…。で、でもこれは辛すぎる!!あ、涙出てきた!!)
ミウ、葛藤。そして…
ミウ
「お、おいしい!!
こ、こんなおいしいカレーは初めて食べた!!!」
ヒロ
「そう!?ありがと!!
じゃ、もっと食べて!!」
ミウ
「うん、喜んで!!」
スピカ
「三本目…」
ミウ
「ううん…おいしい…」
スピカ
「わ、わさびチューブ三本分口に入れても起きない…
それどころかこの嬉しそうな顔…。ヒロ君に料理食べさせてもらってる夢でも見てるのかな?」
ミウ
「ヒロ…おいしい…」
スピカ
「図星!!
ふふふ…貧乳…覚悟…
くくっ!!」
ミウ
「ヒロぉ……」
ミウ
「く、口が…」
ヒロ
「ミウ!?物凄く腫れてるけど!?」
スピカ
「くくっ、大丈夫?」
ミウ
「お前、また何かひたのか…?」
スピカ
「きゃははは!!!
口回ってない〜!!!」
ミウ
「うるさい!!!」
次の朝、ミウの口は人生で最もヒリヒリしていたそうです。