天の間

□二人で…
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+ 二人で… +




「うぉぉぉさみぃぜ!」


と、ある意味叫びながらガイは風が吹く中を突き進んでいった


。天界に、久々に雪が降った。
色々な季節が楽しめる天界だが、雪だけは降らなかった。
そして昨日から降り続いていた雨は夜には雪となり、朝起きてるころには一面の銀世界となっていた。


ガイは朝起きてすぐに近くの湖へと足を運んだ。

ガイの思惑通り、そこは格別に綺麗だった。

木々には雪が覆い、まるで実をつけているかのようで、湖は凍り、地面は誰も未だここに来ていないらしく、足跡がつけられていない。
その上、木が防風の役割を果たしているようで、風も強くない。


「うっわー、スゲー!」


感動のあまり、声を出してしまった。
それでも構わない位はしゃいでいた。


まずは一人で走り回ってみたり、湖の氷を触ってみたりした。
雪を踏み締めてなる音はたのしいし、氷は冷たくて気持ちがよかった。
レイの能力でない氷は久し振りだった。



だがそれはそれで面白かったが、誰かに見せたくなった。



レイをつれてくるのもいい。きっと、一緒になって感動する。
シンは素直に感動してくれるだろう。


だけど、ゴウを呼んで思いっきり遊びたい!!!!



そんな風にぐるぐると考えてるうちに、どんと後ろから叩かれ、驚いて振り向くと、そこにはゴウがいた。




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