天の間
□二人で…
1ページ/4ページ
+ 二人で… +
「うぉぉぉさみぃぜ!」
と、ある意味叫びながらガイは風が吹く中を突き進んでいった
。天界に、久々に雪が降った。
色々な季節が楽しめる天界だが、雪だけは降らなかった。
そして昨日から降り続いていた雨は夜には雪となり、朝起きてるころには一面の銀世界となっていた。
ガイは朝起きてすぐに近くの湖へと足を運んだ。
ガイの思惑通り、そこは格別に綺麗だった。
木々には雪が覆い、まるで実をつけているかのようで、湖は凍り、地面は誰も未だここに来ていないらしく、足跡がつけられていない。
その上、木が防風の役割を果たしているようで、風も強くない。
「うっわー、スゲー!」
感動のあまり、声を出してしまった。
それでも構わない位はしゃいでいた。
わ
まずは一人で走り回ってみたり、湖の氷を触ってみたりした。
雪を踏み締めてなる音はたのしいし、氷は冷たくて気持ちがよかった。
レイの能力でない氷は久し振りだった。
だがそれはそれで面白かったが、誰かに見せたくなった。
レイをつれてくるのもいい。きっと、一緒になって感動する。
シンは素直に感動してくれるだろう。
だけど、ゴウを呼んで思いっきり遊びたい!!!!
そんな風にぐるぐると考えてるうちに、どんと後ろから叩かれ、驚いて振り向くと、そこにはゴウがいた。
.