リレー小説

□リレー小説C
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ツナがリボーンと知り合いだということがバレてから、クラスの女子の反応は凄まじかった。


「ねぇ!いつリボーン先生と知り合ったの!?」

「リボーン先生恋人いる!?」

「リボーン先生って何が好きなの!?」



質問は休み時間中途絶えることなく、果てにはトイレにまで付いてきて、少しでもリボーンに近づこうとする女子生徒。

普段温和なツナも、これには些かウンザリした。
そして耐えに耐えてやっと放課後。



我先にとツナに質問を押し付けようとする女子をなんとか回避するツナ。

全速力で走り、学校から少し離れた公園で息を整える。


「はぁ、はぁ…!…っも〜!!みんなしつこ過ぎるよ!なんでリボーンのことなんか知りたがるのさ!!」

まぁ、確かに外見から見れば、パーフェクトだけど。


(けど中身知ったら絶対みんなリボーンに近づこうと思わないよ!セクハラだし、鬼畜だし、ひねくれ者だし…)

ツナが憤慨しながらそこまで考えた時…

「悪かったなぁ?セクハラで鬼畜でひねくれてて。」

顔を青ざめさせたツナの後ろに、額に青筋を浮かべたリボーンが立っていた。


「ひ、ひいぃっ〜!?な、ななんでリボーンがここに…!?」

「…こんのダメツナが!!お前は今狙われてるっつっただろうが!!何守護者も付けず1人でのこのこ帰ってんだ、バカたれ!!!」


鬼のような形相のリボーンに、震え上がるツナ。
そういえば、女子から逃げるのに必死で、あの2人のことを忘れていた。

「ご、ごめんなさい〜!!」

スッと上がるリボーンの腕に、殴られる!と、ツナはキツく目を閉じた。

が、痛みは襲ってこず、変わりに腕を引っ張られる感触。

「へっ?」

フワリと匂うリボーンの香りに、抱き寄せられたんだと実感した瞬間─

ズガンッ!

最近聞き慣れてきた、嫌な音。

ツナが、そぅっと後ろを見てみると、今まで自分が立っていた場所に綺麗に銃痕が残っていた。

(もしリボーンが引っ張らなかったら…!? )

そのことを想像し、青ざめるツナ。

「ちっ、もう日本に上陸してやがったのか。」

ツナを庇うように抱き寄せながら、リボーンは銃を構えて周囲に目を凝らす。



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