リレー小説

□リレー小説☆
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朝、目覚まし時計が煩く鳴り響く。
目を擦りながらツナは起床した。眠気眼でぼーっとしている。
そのまま、パジャマを脱ぎ捨てた。
壁に掛かっている制服を手に取り、スカートから履き始める。


「………はぁー……」

ふと、ドアの方向から大きな溜め息が聞こえた。
ツナは、まだ寝呆けていた。とりあえず、音のする方へ振り替える。

「普通、ブラウスから着るだろう…分かってねーな」

着替え中の女の子の部屋に漆黒の男の姿。
在宅中の家庭教師、リボーンだ。
今のツナの格好といえば、上は下着姿。でスカートだけ履いている。
リボーンはその格好に首を左右に振った。

「…なっ」

一瞬にして眠気が覚めた。
ツナは体をわなわなと震わせ、朝から大きな声を発した。

「着替え中に入らないでよ!このセクハラ先生ー!」

声と同時に部屋にあったクッションを投げつけた。





いつも通り獄寺と山本に連れられ学校に向かった。

教室につき、軽く京子に挨拶をした。
前髪をリボーンに切られてから、クラスメイトがとても話し掛けてくれる様になった。ただ、男の子は挨拶程度しか話さない。
獄寺が、ツナに近づかないようにクラスメイトを睨み付けているのだった。
いつも通り朝のHRが始まる。
だが今日は何やら女の子達が騒がしい。
京子はよくわからず、ツナと二人で首を傾げていた。

突然教室が騒めき始めた。
先生の話を右から左へと流していたため、ツナはよく状況がつかめずにいた。
そして、教室のドアが開けられた。

「あの人が新しい先生!?」
「ちょータイプっ!」

目線をやると

「げっ!」

「担任の池谷先生がお休みの間、担当してくださるリボーン先生だ」

「宜しく」

一気に騒めきがおきた。
それも仕方ない。
リボーンは美形である。
長い手足に艶やかな漆黒の髪。

池谷先生とは、ツナの担任で英語の先生だ。


「リボーン先生はイタリア人だ。日本語を始めたくさんの国のお言葉を話せる。しかも、この若さにして全ての教科の教員免許をお持ちの大変優秀な先生だ。ぜひこの素晴らしい機会に、皆のレベルアップを期待している」

先生が、そう伝えると直ぐ様教室を後にした。

これから、どうなるのー!?
 

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