リレー小説

□リレー小説E
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「お前いつまで経っても慣れねぇな。もう何回もキスならしただろうが。」

「しょっ、しょうがないじゃん!慣れないものは慣れないの!!したのだって全部リボーンが無理矢理したんじゃん!!」

「じゃぁ…今日は少し先に進んでみるか…?」


そう言って、一度開放したツナの身体をまた押し倒すリボーン。


「ひぇっ!!?」


もうこの急な展開についていけないツナ。

リボーンはそんなツナを無視して、ツナの服の裾から手を差し込む。

そしてその手が、ツナの胸の膨らみに届こうとした瞬間…。


「ツナ〜!お風呂沸いたわよ〜!!」


階段の下からのツナの母、奈々の声。


「…チッ。」


思わず舌打ちするリボーン。

このまま続けていれば、降りてこない娘を不審に思った奈々がこの部屋に来て、現場をバッチリ見られてしまうだろう。

それを考えると、このままこの先に進むことはできない。


「とりあえず、今日はお預けだな…。」


残念そうに呟き、ツナの上から退くリボーン。

ツナはというとやっと自分の身に起こったことを理解できたのか、顔を赤くして口をパクパクさせている。


「り、り、リボーンのバカァァァ!!!」


ようやく言葉を発し、着替えを持って一階に走って行ってしまったツナ。

ドタバタと階段を下りる音の後に、ドガッ!っという痛々しい音がしたから、多分こけたのだろう。

相当動揺しているらしい。(いや、いつものことか?)

希に見ぬ慌てっぷりのツナに面白くなってクツクツと笑いを浮かべるリボーン。


「覚悟してろよ…次は最後まで進んでやるからな…。」


その怪しいリボーンの呟きは、悲しいかな風呂場に居るツナには届かないのだった………






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