麗銀の乙女
□プロローグ
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『私に気・・付いて。』
彼方は誰?
『思い出・・して。私を、そして本当・・の君を・・・。』
本当の・・私?それに彼方の事を?
『君は私・・を知っている。そして君自身・・の事も覚え・・・ているはずだ。』
分からない・・・。本当なの?
『もう、時間・・が・・ない。私を探し・・て。』
待って!彼方を探す?どうやって?
『私も・・君を・・探・・す。き・・っと・・逢え・・る・・から。私・・を・・信じ・・て。』
いや!彼方と離れたくない!!!
私は、彼の手を掴んだ。その手は、、、どうしてだろう。私は彼を知らないはずなのに、私はその温もりを知っていた。
彼は微笑むと、私の前から姿を消した。
朝、目が覚めると、見知らぬブレスレットが私の腕にあった。
あの夢は忘れていたけれど、何故かそのブレスレットは外さなかった。外さないで、と心が叫んでいた。
私が11歳の誕生日の時。その日に、ホグワーツからの入学許可書が私の元にやってきた。