★青の祓魔師★
□燐と雪男の休日
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「兄さん、今度の休みなんだけど・・・。」
「なんだよいきなり。」
「少し二人で出かけない?」
ベッドの上で漫画を読んでいた燐は開いていたのを閉じ、ベッドの上に座った。
「雪男がそんなこと言うなんて珍しいな。」
燐は雪男のほうを向く。
「いつもは勉強しろってうっせーくせに。」
「それは、兄さんが・・・。」
「説教なら聞かねぇぞ!?ったく!言われなくてもわかってるって。」
そう言って燐は反対の方を向くとまたマンがを読み始めた。
はぁ、もっと優しくしとくんだった…
雪男は後悔していた。
「で、どこに行くんだよ?」
沈黙を破ったのは燐のほうだった。
「もうすぐ父さんの月命日なんだ・・・。兄さんもどうかと思って。」
燐は少し考えてから
「親父の・・・そうだな。」
「でも、俺たちここから出られないだろ?」
そう言った燐は少し残念そうにしていた。
「そこは僕がフェレス卿に言ってなんとかするよ。じゃ、おやすみ。」
そう言って雪男は、自分のベッドへと向かった。
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