★BLEACH★
□俺たちの絆
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中央霊術院を卒業した阿散井恋次と吉良イヅルはそれぞれ3番隊と6番隊に入隊することになった。
恋次は仕事を終えて自分の部屋に戻っていた。
「あー、吉良に会いてぇ」
いつも部屋に帰って考えることは同じこと。
それは吉良のことだ。
会いたくて、会いたくて仕方がない。
そう思えば思うほど俺の性欲は高ぶっていくばかりで満たされることはない。
「くっ、またか・・・」
毎回自分で慰めていた。
いつからこんなになってしまったんだ?俺は…
卒業して半年が経つが吉良とは顔を合わせていない。
「顔を合わせていないのにこれかよ・・・」
卒業する時、俺は吉良に告白した。吉良は迷うことなく『いいよ』と言ってくれた。
それから俺たちは付き合うようになった。
でも、告白して何か変わったかと言うと前と何も変わっていない。
吉良は興味本位で俺と付き合っているのか?
何も変わっていないこの状況に腹が立つし、イライラする・・・
「阿散井君いる?」
ドアの向こうから聞こえてきたのはイヅルの声だった。
「あぁ」
恋次は乱れた衣服をざっと直しドアを開けた。
「仕事が一段落したから寄った・・・」
イヅルは恋次の姿を見て顔を赤くした。
「阿散井・・・くん・・・」
恋次の乱れた衣服にイヅルはどこに目線をやっていいのか困っていたが、恋次は気にすることなくその場に突っ立ったままだった。
「・・・なんかあったの?」
イヅルは目線を少し落とし、気になったことを聞いた。
「・・・・・・。」
イヅルは何も答えてくれないことにがっかりした。ここで引き返すことは出来なくて先を続けた。
「もしかしてもう寝てた?」
イヅルは何も言わない恋次に『・・・帰るね』と言ってイヅルは後ろを向いた。
「吉良・・・!!」
恋次は帰ろうとしたイヅルを引き止めた。
「な、何・・・!?」
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