中編@(完結)

□みたらし団子とたこ焼きを
2ページ/4ページ


「ちょっと、すみません。」

そのタイミングで、声をかけられた。

「失礼しました〜。」

てっきり、俺の事じゃないと思って、そのまま外に出ようとしたら、

「いやいや、あなたよ。カートのあなた。」

カートのあなた……?あっ、俺か。

「何ですか?」

今度は、少し太めなおばさんだ。

「もう1品頼んでいいかしら?」

「あっ、はぁ……」

手持ちのお金で足りるかな……?

「たこ焼きも頼んでいいかしら?
とりあえず、2箱くらい。」

「分かりました〜。」

「お金は、後でマスターに払っておくから。」 

「かしこまりました〜。」

……

「はい、たこ焼き2箱です。」

「ありがとう、そこに置いといて。」

「はい、ただいま。」

俺は、たこ焼きをみたらし団子の隣に置いておいた。

そして、今度こそ、カフェに戻ろうとドアに手をかけようとした。

すると、いきなりドアが勢いよく開いた。

「おおっ。」

思わず、驚いてしまう。

「ごめんなさい。大丈夫ですか〜?」

部屋に飛び込んできた女の子が謝ってくる。

「あっはい。大丈夫です。」

条件反射で答える。

てか……この子スタイルいいなぁ。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ