長編(坂道×野球)
□第4話
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「めっちゃ、美味しい。」
「ほんとですか〜。」
真夏さんが、笑顔で喜ぶ。
晩御飯を、作ってきてくれたんだけど、それが、めちゃくちゃ美味しい。
てか……
「ねぇ、良太君。誰か、チームアキバに好きな選手いないの?」
「へぇ〜、良太君の部屋って、
こんな感じなんだ〜。」
自分の部屋に、女の子が3人もいるこの状況が信じられない。
さっき、真夏さんに、紹介してもらったけど、2人も、それぞれマネージャーらしい。
中田花奈さんと渡辺みり愛さん。
あっ、下の名前で呼ぶようにも、言われました。
あっ、後。
俺のことも下の名前で呼ぶらしいです。
「いや〜、花奈さん。まだ、そもそもGBLのこともよくわかってないので。よく分からないんですよね〜。」
「みり愛さん。そんな、ジロジロ見ても、特に面白いものは、ないですよ。」
こんな感じで、2人の質問に答えてたら、
グッ
口の中に、ソースの香ばしい匂いが、広がる。
「んっ……真夏さん?!」
真夏さんが、いきなり俺の口に、ハンバーグを突っ込んだのだ。
「真夏さんっ?!なんで、いきなりハンバーグ、突っ込むんですか?!」
「知らないっ。」
真夏さんが、フイッと横を向いてしまう。
さっきまで、あんな笑顔だった真夏さんの機嫌が悪くなってしまってる。
何でだ……?
「あれっ、真夏〜。もしかして〜。」
「花奈さん、そのもしかしてじゃないですか〜」
花奈さんとみり愛さんは、何故だか楽しそうだ……
……
それからは、まぁ、色々とあって、
俺は、布団に入っていた。
何か……昨日と今日だけで、色々な事がありすぎてる気がする。
明日、いよいよ選手と初対面だ。
みんな、真夏さんみたいにいい子で、
花奈さんや、みり愛さんみたいな話しやすい子だったらいいなぁ。
そんなことを考えていると、いつの間にか、俺は、寝てしまっていた。
→→あとがき→→