長編(坂道×野球)
□第2話
2ページ/8ページ
「いや、でも何で初めて会う俺なんかに」
「本条良太」
「えっ。」
俺……この秋元さんとかいう、おっさんにまだ名前言ってないよな………。
「何で、俺の名前知ってるんですか。」
「そりゃ、知ってるに決まってるじゃないか。
10年前、少年野球界の一世を風靡した少年の名前なんだから。」
「っ!!」
「10年前……小学生ながら130km近くの直球と、プロ並みに曲がると評価された
カーブと、大魔神佐々木主浩並に落ちるフォークを武器にしていた少年がいた。」