長編(坂道×野球)

□第2話
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「いや、でも何で初めて会う俺なんかに」

「本条良太」

「えっ。」

俺……この秋元さんとかいう、おっさんにまだ名前言ってないよな………。

「何で、俺の名前知ってるんですか。」

「そりゃ、知ってるに決まってるじゃないか。
10年前、少年野球界の一世を風靡した少年の名前なんだから。」

「っ!!」

「10年前……小学生ながら130km近くの直球と、プロ並みに曲がると評価された
カーブと、大魔神佐々木主浩並に落ちるフォークを武器にしていた少年がいた。」
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