中編@(完結)

□夜
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「みょうじさんは、特別ですから。」

まさか、アイドルにそんなことを言われる日が来るとは……。

結局、あの後、俺は電話番号を教えてしまった。

何故、電話をかけてきたのかを聞いたのだけど、それは後でかけ直します。とだけ言われた。

ちなみに、安野さんには忙しい中、休憩入るなと怒られました。

後で、電話をかけ直すって言われても……
一体、いつかけてくるんやろか。

アイドルからの電話やねんから取り逃す訳にはいかんよなぁ。

俺は、ポケットに携帯を入れつつ仕事をこなす。

その後……

「お疲れ様でした〜。お先に失礼します。」

「おう、お疲れ〜。」

バイトは終わり、

「なまえくん。コロッケいるかい?」

「あっ、おばちゃん。貰うわ。ありがとう〜。」

近所のお肉屋さんのおばあちゃんにコロッケをもらって、

「与田〜。ハブ退治行ってきたんだよな」

「はい。」

先週の乃木坂工事中を見て、

後片付けをしたり、風呂に入ったりと色々としてると、

0時を過ぎていた。

あっ、ちなみに、俺は絶賛一人暮らし中だ。

……電話かかってこねぇ。

どうしよ……。
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