中編@(完結)
□いつもと違う休日
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でっ。
そのライブ当日になり、
俺は、待ち合わせ場所である駅の時計台にいた。
時計を確認すると、待ち合わせの時間の大体15分前。
丸原は、まだいない。
あれから2週間。
あの日以来、大学の授業がなかったから、部活にもサークルにも入っていない俺は大学に行くことも無かったから、丸原とは会っていない。
俺は、基本的に日々、大学以外は、バイトか家で映画鑑賞か料理。後は、趣味のプロ野球を見に行くくらいだ。
てか、そういえば、この前見た映画に何とか46の人が出てたような気がするな……。
ドガッ
そんなことを考えていたら、俺の肩に衝撃が走る。
「みょうじくん。おっ、お待たせ〜。」
丸原が肩を叩いていた。
「いっつ」
結構思いっきり。身体がでかいから痛いんだよなぁ。
「あっ、あっ、ごめん。」
丸原が少し慌てながら謝る。
「自分の身体のサイズ理解しとけよな〜」
思わず、少し毒づいてしまう。
「ほっ、ほんとごめんね。」
「いや、まぁ、別にええんやけど。」
そんなに謝られると、こっちが申し訳なくなってしまう。
「じゃ、じゃあ。行こうか。」
「おぅ。」