長編(坂道×野球)
□第22話
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翌日、第2戦が行われなた。
こっちの先発ピッチャーは、琴子。
一方の、チームナンバの先発は、白間。
チームナンバの若手で1番の期待株。
GBL新聞でも、期待のホープという題名で記事になってたもんな。
今日は、苦しい試合になるやろな。
試合前、そう考えていた。
しかし、それは杞憂に終わった。
【チームナンバは白間、チーム乃木は佐々木という両先発で始まりました。】
【序盤、チームナンバ打線は、佐々木のフォークを捉えることができず、チャンスこそは、作りますが、得点はあげることは出来ません。】
【一方の、チーム乃木打線は、3回表、二死二、三塁。バッターは若月。甘くなったストレートを見逃しませんでした。レフトオーバーのタイムリーツーベース、2点を先制しました。】
【チームナンバは、7回、ついに佐々木を捉え、一死満塁のチャンスを作ります。バッターは山田菜々。この場面で、本条監督はマウンドに伊藤純奈に送りました。】
【そして、伊藤は見事に起用に答えます。2球目のストレート。山田の打球はボテボテのサードゴロ、ゲッツーに打ち取りました。】
【このチャンスを逃したチームナンバは、その後、伊藤、樋口を捉えられず、そのまま試合は終了しました。2対0。チーム乃木が勝ちました。】