長編(坂道×野球)
□第22話
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真夏さんは、頬を膨らませて怒る。
そして、
真夏「罰として、明日、買い物に付き合うことっ!!」
指を指して、声高らかに宣言した。
…翌日。
真夏「スポーツドリンクの粉も買ったし〜、特売の卵も買えたし……。よしっ、これで全部だ〜。」
俺は、真夏さんの買い物に付き合わされていた。
今日は、試合の翌日ということで練習はオフにした。
マネージャーの真夏さん、花奈さん、みり愛さんの3人でローテーションで買い物に出かけているらしい。
で、今日、俺は荷物持ちという役割呼ばれたらしい。
一応、俺、監督のはずなんやけどな…。
真夏「よっし、買い物も終わったし、良太くんっ!」
『ん?』
真夏「デートしよっ。」
飛び切りの笑顔で、そう言われ、
『結構です。』
俺は、飛び切りの笑顔で、そう返した。
真夏「う〜」
真夏さんが、頬を膨らまして怒る。
真夏さんに対しては、こんな感じで少し冷たい感じで接するといい。
毎日、顔を合わせていると、流石に分かってきた。
『まぁ、いつも頑張ってくれてるし、何か奢るくらいは、するよ。』
真夏「ほんと?やった〜。」