長編(坂道×野球)
□第22話
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【現在の順位表です。チームアキバ、チーム乃木の2チームが首位を走っています。】
テレビで、中元さんが言っているのを俺は横目で見ながら、晩御飯を食べていた。
相変わらず、味は絶品だ。
みり愛「何、ぼーっとテレビ見てるんですか?」
毎度、お馴染みだけど部屋には、みり愛さんと真夏さんがいた。
『いや〜、なんか自分がテレビ映ってんのを見るのは変な感じやな〜っと思って。』
真夏「あ〜、最初は慣れないよね〜。私も最初は緊張して…」
真夏さんが、少し遠く見ながら呟く。
『あ〜、やっぱり真夏さんも?』
仲間がいると助かる。
みり愛「真夏さん、下手な嘘つかないでください。」
途端にみり愛さんがツッコミを入れる。
よく見たら、ベンチ内を映すテレビでは、真夏さんがカメラ目線で笑顔を見せていた。
『ほんまや、カメラ慣れしとるな。』
みり愛「しかも、真夏さん。マネージャー室の録画デッキに自分が可愛く映ったシーンだけまとめたのを保存してるんですよ〜。」
それは…すげぇ。
真夏「あっ、良太くんっ。引いてる〜。」