長編(坂道×野球)
□第21話
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西野「監督〜、うちのピッチングどうやった〜?」
ななが笑顔で駆け寄ってくる。
『うん。良かったで。次も頼むな。』
西野「……ヘヘ」
素直に褒めてあげると、西……ななは、照れる。
??「いや〜、完敗やったわ〜。」
それと同時に、関西弁が聞こえてくる。
振り返ると、ベンチ前に1人の中年男性がいた。
『あっ、後藤さん。今日は、ありがとうございました。』
後藤 「ええて、ええて。そんな、かしこまらんと。同じ監督っていう立場なんやから。」
この人は、チームナンバの監督の後藤さんだ。
チームナンバの結成当初から、面倒を見ているらしく、
山本彩、渡辺美優紀、山田菜々、小笠原茉由といった主力選手を育て上げた実力派の監督だと山崎さんから聞いた。
後藤 「いや〜、新しい監督さんになって、どんなもんかと思ったけど、君、いい采配するね。」
『ありがとうございます。』
後藤 「まぁ、明日もよろしく頼むわ〜。」
後藤さんが手を振りながら、去っていく。
はぁ……明日も試合があるんだよなぁ。
俺は、1つ、ため息をついた。
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