長編(坂道×野球)

□第21話
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時は、遡り1週間前。



西野「今まですみませんでしたっ。」



グラウンドでは、西野が頭を下げていた。



「「「……。」」」



少し沈黙の後。



生駒 「もぉ〜、なーちゃん。心配したんだよ〜。」



生駒が西野の元に駆け寄り、



若月、桜井「「なーちゃんっ!」」



それをきっかけに皆も西野の元に駆け寄り、輪ができる。



高山「もぉ、ずっと心配してたんだからね。」



西野「かずみん……。」



2人が涙を浮かべ、そして抱き合う。



いや〜、やっぱり、持つべきものは友なんやろなぁ。



俺もたまには、快人に連絡しよかな。



そう、思いながらも



……パンパン



『よーし、みんな。注目っ!』



俺は、手を二回叩く。



みんなの視線が俺の方に集まる。



『これから開幕までの1週間。正直、皆が劇的に変化することは無い。』



「「「……。」」」



みり愛「感動の対面を台無しにした感が凄いんだけど。」



みり愛さんが小さな声で毒づく。



いや、まぁそうかもしれんけど。



『やから、ここからは、チーム力の底上げをしようと思う!』
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