松松物語
□寝落ち
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そういえば。
今日移動車で元太も寝ちゃってたな。
コテって俺の肩に頭乗せてきたから、なんだ、久しぶりに甘えてんのかー？って横見たら、普通に寝落ちしてて笑った。
打ち合わせの後の移動は俺ら三人だけだったから大きい車じゃなくて、ノエルが助手席、俺は元太と後部座席に肘掛を挟んで乗り込んだ。
車が走り出してすぐに、グループメールに閑也から写真が送られてきた。一緒に居残って振り付けの最終確認すると言ってたしめとのツーショット。上目遣いであざとさいっぱいの姫の後ろで閑也が変顔してる写真に続いて
『がんばってね〜❤』
のメッセージが届いた。
うわっめっちゃ嬉しい。
こういうのに俺弱いの。
俺も仲間なんだーて再認識できるし、すごい励まされるっていうか、気が引き締まるっていうか。
あーありがたいなぁ。
なんて返そう？
と、俺が考えてる間に、前で携帯を弄ってたノエルがすぐ反応した。
『しめしず、ありがとねー！勇往邁進あるのみ！』
さすが、のえさん。
なんかよくわかんないけど、秒で返す返信がカッコいい！