松松物語
□寝落ち
1ページ/6ページ
今日も長い1日だった。午前中は七人でのダンスリハ、その後打ち合わせもあった。午後からはノエルと元太と俺は舞台の稽古へと急いだ。参加できなかった間に修正された箇所を、何度も確認して身体に覚え込ませた。
殺陣はダンスと違った難しさがある。何年かやってきて刀捌きもだいぶ慣れたけど、まだまだ先輩達のようなカッコいい立ち振る舞いには及ばない。ただ舞うだけじゃない、魅せる殺陣。掴みかけたと思っても、また次の壁にぶち当たる。その繰り返しだ。
帰宅してゆっくりお風呂に入って脱力したら、どっと疲れと眠気が襲ってきた。ソファーに背中を預け重くなってきた目蓋を閉じる。
あー明日何時だっけ。
明日の準備しとかないと、絶対朝ヤバイな。
てか髪乾かさないと。
あーでもこのままちょっとウトウトしたいな…