モモペンによる長編らしきもの

□【BAD GUY】ZERO
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-__サナ-__



トントントントン.....

「んんんんーんっ♪」

トントントントン...

暗闇の中。暗い。とにかく暗い。
電気はつけていない。
テーブルに指をトントンとリズムを取る。楽しい。

犯罪者のように爪先で忍び足で貴方は私の近くにくると

モモ「サナ...」
「何?またやる?てかやってよ」
モモ「…」
「やってね」

モモは表情一切変えずにいた。姫カットだからなのかな。
その顔から色気が溢れ出ていて興奮する。
モモと一緒に部屋に向かった。
主導権握ってるモモが好き。これはサナのなり愛だよ。
部屋を暗くしてさっそく始める。

モモ「首輪、つけて」
「きたきた」

犬の首輪をつける。モモはちゃんとつけたか確認した。

モモ「駄目。ゆるゆるやん」ギュッ
「あっ..!!」

これこれこれこれ....これが好き。好き。
このキツさが良い。モモは分かっている。
わざと緩くしたの。だってモモにギュッとされると気持ちいから。
紐も付けて貰う。

モモ「どんなのが良いの」

冷たい目で見つめられる。正直モモは私のことが好きなのかな。
そんなこと本当にどうでもいい。
やりたいことをしたいときにやるだけや。
サナはいまやりたいことをやってるだけ。
サナはなにもわるくない。ただ、わるいことがとくいなだけ。
いいよね。べつにいいよね。モモ。
キリスト信者のように跪く。何度もこの行為をしてきた。
おかげでアザもついてきた。

「殴って」
モモ「跡残るよ」
「いいよ、転けたとか適当に言えば。とにかく殴って」
モモ「...」
「殴って。沢山サナの事殴ってよ。モモに痛いことされるのが一番好きなの」
モモ「そっかサナってドMやんな、変態やもんな」

モモがそう言い放った瞬間頬に重い衝撃を感じた。
思わず倒れてしまう。
この痛いのがちょっと良い。さらに興奮してきた。

モモ「白シャツ赤く汚れちゃうね」

そう無機質に言っては殴る。顔、顔、腹、腕、顔、顔、顔。
気持ちよすぎてニヤついてしまう。
また、拳が降りかかる。腹、腹、腹、顔、顔、顔、顔、腹。
鼻血も出てきて鼻血から下はそれでドロドロだ。
するとモモに興奮で濡れているソコに手を入れられる。
待って、と言おうとしたが息切れして言葉に出来なかった。

モモ「濡れてる。こんなので興奮するとかサナは悪いやつ」
「はぁ....ぁ...あっ..はぁ..」
モモ「鼻血で上手く息出来なさそうだね。」

そういてソコを擦りながら私の鼻血を舐めてきた。
やがてキスをし始めてた。
モモの綺麗な顔にサナの悪い血がついてしまう。
それでもお構い無しにどんどん激しくなる。
アレを擦られてるだけでイキそうになったところで中に三本入れられる。
好きな所を攻めるからまたイキそうになる。それでも貴方の名前を呼びたくて、無理して声を出す。

「あっ、....モモ...んっんん....」
モモ「黙って..んっ....」

クチュクチュ....

「イ.....く...あっあっ....まっ......!!!」
モモ「待たない...」

そう言って手を激しく出し入れしてそのままイッてしまった。

「はぁ...はぁ....」
モモ「拭いてあげる。」

白いタオルをとって濡れているそこを拭き取り、サナの顔についた血も拭き取る。
モモも自分についた血も取る。

モモ「気分は..」
「最高」

起き上がりベットに横になる。
今日はぐっすり眠れそう。
モモは汚れたタオルを持って部屋から出ていこうとする。
ドアを少し開けた所でモモは手を止めて少し悲しそうな目をした。
そして、普段呼んでいる呼び方になって。

モモ「さーたんは何考えてるの。何を感じているの。」

声がかすかに震えていた。
こんなモモは私の好きなモモじゃない。
主導権を握るモモが一番好きなのに。
そんなモモに不気味な笑みを浮かべて答えた。狐が笑ったような顔を張り付けて答えた。




















「サナの考え?とってもシニカルかな」









































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