モモペンによる長編らしきもの

□モモと奇妙な冒険 第一部
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ジヒョ「エアロスミス...!!」
「ジヒョ、まだや...!!」

興奮してエアロスミスで暴れようとするジヒョを落ち着かせる。
それ、仕方ないことだ。やけに落ち着いている自分にぞっとする。
目の前にはオンニたちの背中にスタンドの背中。
そのオンニたちの目の前には捕らわれているサナ、ダヒョンそしてツウィ。
体育館の隅に死体の山。
ダヒョンはサーフィスでなんとか抵抗しようとして叩かれたのか、右の頬が赤い。
殺意が沸いてきた。
こんなに殺意が沸いてきたのは初めだった。

殺人鬼はピエロの仮面をかぶっいた。
そして、仮面ごしに口を開いた。

殺人鬼「あはははははは!!!!この子らを助けにきたのか!!!無駄なことを!!!!」

そう言ってそいつは一般人女性の喉にナイフを刺して殺してみせた。
こいつ、人間じゃない。悪魔だ。
するとナヨンオンニとジョンヨンオンニは無言で前に進んだ。
殺人鬼は焦ったのかサナを人質にした。サナの首に鋭いナイフが突きつけられた。
今にでもナイフは喉に刺さりそうなくらいの距離だ。
そしてサナは怖くなったのかスタンド能力を発動してしまった。
透明になったサナには驚きもせず殺人鬼の見えない顔はニヤりとした。
見えないのに何故ニヤりとしたのが分かったのは正直よくわからない。

殺人鬼「スタンド使いか」
「まさか...」
殺人鬼「俺は別にスタンドは使えないが一度聞いたことがある。スタンドは本体の精神が具現化した精神エネルギーだっけな。人の形をしたものがあれば、動物、植物、そして乗り物にもなるってな...」
ツウィ「...!!」
殺人鬼「俺も少し見える。君たちの後ろに誰かがいるってな」
ナヨン「だから何よ」
ジョンヨン「オンニ」
ナヨン「うん...」
ジョンヨン「ザ・ワールド!!!」
殺人鬼「!?」
ジョンヨンはザ・ワールドで時を止めた。
私から見たら瞬間移動で殺人鬼の後ろに回っていったようにしか見えない。
「無駄ァ!」とジョンヨンは叫んで殴った。

ジヒョ「エアロスミス!」

今度はジヒョのエアロスミスで倒れたを狙撃する。
体が穴だらけになりそこから血がでている。
するとレーダーを見たジヒョが「ヤバい!」と叫んだ

ジヒョ「人が、それも何人のも人がこっちむかっている!」
ナヨン「ジョンヨン!三人をほどいてあげて!」
ジョンヨン「うん!」
ミナ「きたで!少し耐えれば警察も来るはず!」
サナ「サナは何すればいい?」
ジヒョ「透明になってツウィを守ってあげて!」
ツウィ「と、透明???」
チェヨン「ツウィ!ダヒョンオンニ大丈夫なの?」
ダヒョン「う、うん!」
ツウィ「…」
「ツウィ、あとで話すから」

私はツウィにそう言う。
落ち着かせるために。あぁ、外から大勢の人のうるさい声が聞こえる。
ドアから、扉から。窓から。その人たちはさっきの人の部下なのかな。


完全にカオスと化した。
無我夢中に攻撃した。警察がついときにはほとんど回りに人が倒れていた。死んではいない。
ジヒョは警察に状況説明をした。
警察はそれでも疑う。するとミナが証拠の映像があると言い警察はその真実を飲み込んだ。
翌日、予定していた番組は延期になった。TWICEの全員のメンバーは記者会見を開いた。
警察に見せた動画も見せた。皆がスタンドを使う所をカットしてだが。
今、私たちがスタンドを使えるのを知っているのは、あの場にいた警察とマネージャーだけ。

そのあと家に帰る。マネージャーからは「二週間休んでも良い」とのこと。
歩きで帰ってきたので相当疲れた。
途中階段でサナが転けた。結構膝から血がでている。
私も流石に心配した。けど絆創膏もっていないし今はハンカチで抑えるしかない

ツウィ「...」

「さーたん、大丈夫か?」
サナ「うん」

家に無事つくまでツウィは少し変だった。
もちろん、ツウィにスタンドのことを話した。
ジョンヨンは絆創膏を探しに行き他のメンバーは着替えやシャワーを浴びている。
私は濡れたティッシュでサナの膝の傷を綺麗にする。
ツウィは着替えにいかず、ずっとサナの傷口をみている。

ツウィ「...オンニ」
「?」
サナ「なんやヨダちゃん」
ツウィ「私いつも何も出来てないです。皆の力になっていないっていうか」
「何言っとんねんよ、ツウィは今のツウィでええんよ?」
サナ「せやで〜、かわええからええんよ〜」
ツウィ「私、いつも皆から助けられている気がするんです...ナヨンオンニに助けてもらったし、サナオンニにも守ってもらえた...」
「...」
サナ「...」

何も言い返すこともできずに、私とサナは黙ってしまう。

ツウィ「今度は私が助けるんです」
サナ「ツウィや、無理しなくても」
ツウィ「無理ではないです」
「何を..」



ツウィ「今度は私が治すんです」



ツウィの後ろから影が見えた。
それは、多分、いや。その“影”は“ツウィ自信”の“スタンド”だ。
ジョンヨンのスタンドと少し似ているきがした。
するとそのスタンドはサナの傷口に手を当てる。

ツウィ「決めました。この子を『クレイジー・ダイアモンド』という名前にします」
「ツウィらしくないで」
サナ「...!!傷が治ってるで...!!」
「ほ、ほんまや..!!」

そうか。私たちのマンネも成長したんや。
するとジョンヨンの声が聞こえた

ジョンヨン「大きめな絆創膏あったよ〜...ってあれ...!?!?!?誰??」
「ツウィのスタンドやで〜」
サナ「ヤバい、思わず透明になってしもうわ」



ジョンヨンが急いでメンバーたちをよんできてツウィは皆にスタンドを見せた。
チェヨンは「カッコいい!!」っていいっぱなしだった。
そのあとお祝い的なものをやって楽しくダンスを踊ったりした。










きっと。



明日も太陽が私たちの地域に光を照してくれるであろろ。
今日もぐっすり寝て、幸せに生きるだろう。
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