††996††

□美形
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しっかし、あの女の子 めっちゃ怖いんだけど



見た目 あんな感じなのにオーラの量が半端じゃないし、それにあの本性…すごすぎる…



どうやってあのフォルム維持してるのか気になる…
けど、実は女の子と仲良くするの得意じゃないんだよね…
私は仲良くなりたいと思ってるのに、一方的に嫌われてたり、仲良くなったと思ったのに裏切られたり



若干 女の子恐怖症になるよね
可愛い子は見てるだけで十分ってことかな





キルアに少しずつ心を開いてもらい、やっと仲良くなった頃 私は港町の近くのお城でゲームのイベントに参加していた



「え?スポーツなの?
私、無理だから スポーツとか全然できないよ」

「我々で8勝する、君たちは人数合わせのためにいてもらうだけでいい」





ということで、お言葉に甘えて相撲の不戦勝ということにさせてもらった
そしてドッヂボールに参加しなくてよかったと心の底から思った



「楽しかったね♦」

「そんな怪我しといて何言ってんの?!
最後のやつ、めっちゃ心配したんだからね?!」

「いつものこと、だろ♠
さて、次は何して遊ぼうか?」

「ってか、その前に」

「?」



私はアフロディーテを呼び出してヒソカの手の治療を始めた



「これが私の念能力、この子はアフロディーテ」

「へぇ♦美しいね♡」

「直してるときはオーラ使えないの」



ヒソカは私とアフロディーテを興味深そうに交互に見ている



「特質系かい?」

「そ、これが私の念能力
戦闘向きじゃないの、だから 貴方とは戦わない
わかった?」

「ふーん♠」



納得してくれたのか、してないのかわからない口調で言う



「はい 元通り」

「素晴らしいね♡
この量のオーラを戦闘に使わないなんてもったいないなぁ♣」

「別に戦闘力 極めたいわけじゃないからね」



たまに見失っちゃうけど 私、ゴリゴリに強くなりたいわけじゃない
ハンターの資格を持つ者として、ある程度強くありたいだけだし、念だって 殺人的な力が欲しいわけでもない


私は、私が幸せであるために生きてる
今はそれがクロロと一緒にいることだから
それを得るために私は力を持っているだけ



この戦闘狂とバトルしたいなんて
砂つぶくらいも思ったことはない





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