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□初対面
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ヒソカside.





クロロに頼まれて除念師を探しにはるばるやってきたグリードアイランド


まさかラムと一緒に行動するとは思わなかったし
彼女に念を教えたのがクロロだというのが、ここ最近での1番の驚きだった



ってことはやっぱりクロロとヤる前にラムをヤって、その後にクロロの方が面白いんじゃない?



クロロは相当 ラムのことを気にかけてるみたいだから、ラムを使えばクロロとのデートがかなり刺激的になる予感♪



「え?アカンパニーで一緒に行こうよ」



ボクのそんな考えを知らずに、呑気なことを言うラム



「それは一緒に入ってもいいっていうお誘いかな♡」

「違う!
もう、1人で水遊びでもしてれば?!」



本当にいちいち反応が可愛くてたまらない、クロロが目をかけるのも頷ける
しかも、能力の伸び代が底なしで
まだまだ成長途中の子どものようだ



「本当に1人で行くからね?!」

「待ってるよ♦」



あぁ…♡
これ以上 一緒にいたらガマンできずにつまみ食いしてしまいそうだ…



イケナイ、イケナイ
落ち着かないと、水で頭でも冷やして待っていることにしよう





_____



『君ってクロロのことなーんにも知らないんだね♠』



あの言葉に、深い意味はなかった



『私が弱いから……
クロロに、頼ってもらえる力がないから…っ』



まさか、ラムのあんな顔を見るなんて思わなかった


『クロロが私に何も教えてくれないのは本当だもんっ…
私は…、私は、クロロのこと何も知らないもん…』



そして、彼女のあの顔にボク自身があんなに乱されるとは思わなかった



_____





「不思議な子だ…♠」



どうしようもなく、ラムが欲しくてたまらないことがある
突き上げるような衝動を何度 押さえ込んだことか



あの時も、のこのこと部屋にやってきたラムをどうにかするのは容易いことなのに、ボクはそれをしなかった



あの時のラムがあまりに無防備でヤる気を削がれたから?
違う、そうじゃない もっと別の何かがボクを鎮めたんだ



あの顔が、どうしても壊せない…



「ヒソカ?」

「ん?」



お客さんが来たようだ
さて、ラムが口を滑らせないといいんだけど…





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