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□変質者
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「ねぇ、夢かな?
モニターでしか見てないけど、腕 こっから切れてたよね?」
見間違いなんてするはずない
確かに両腕ともこの辺から先が切れていた
「あれは手品さ♡」
「ふざけないで」
恐る恐る腕に触れてみると、違和感を感じた
「?」
「これ、ボクのもう1つの能力
ドッキリテクスチャーって言うんだ♣」
手品のタネあかしをするように腕を覆っていた薄い布を剥がすと、わずかに傷の縫合したあとが見える
やっぱり両腕とも無くなっていたんだ
「やっぱ両腕 持ってかれてたんじゃん
ねぇ、もしかして怪我するの趣味なの?」
「こうして大怪我すると心配してくれるだろ♠
だからラムもここに来た、違うかい?」
「違わない、けど」
なにその究極の構ってちゃん
ってか、バカ?
普通そんなことのために腕 切り落とされる?
やっぱヒソカは理解できない
「そんなことより
続き、しにきたんだろ♡」
「違うから」
否定の言葉も届かないようで壁際に追いやられる
「あれ?」
鏡越しにヒソカの背中のタトゥーに気づく
12本足の蜘蛛に数字の4
このタトゥーどこかで…
「ねぇ、ヒソカって幻影旅団なの?」
ヒソカは私の言葉に驚いた様子で背中のタトゥーを確認した
「あぁ、まぁね♣
驚いたな、ラムの口から蜘蛛の名前がでるなんて♦よく知ってるね♠」
つい思い出して言ってしまったけど、私がクロロと繋がってるってヒソカに知られたら面倒なんだよね?
色々しゃべってボロが出る前に帰ろう
案外 元気そうだし、お風呂入ったってことはもう寝るつもりだったんだろうし
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