chain

□それぞれのみち
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「私にとって、お兄ちゃんは家族で、兄で、かけがえのない大切な人だった
流星街のみんなは優しい人もいたけど、私の世界の住人は私とお兄ちゃんだけだったの」

「んー、そうか
お前は、兄のことどう思ってる?
今も好きか?会いたいか?それとも憎いか?会ったら殺したいか?」

「お兄ちゃんに、会ったら?」





あんまり考えたこともなかった
そうだよね、もしかしたらいつか会えるかもしれないんだよね





「お兄ちゃんのことは、今でも好き
会ったら…どうしたいんだろ
わかんない そのときになんないと」

「そうか」

「ってか、この話 私の念と関係ある?」

「大アリだ
念ってのはイメージが大事だからな
クラピカの鎖だってそうだ
本当は具現化や操作系なんかは思い入れのあるもんがいい
その物が、どのくらい自分に合っててイメージしやすいかってのは全系統に言えることだ」

「今ので私の思い入れを探ったの?」

「まぁそんなとこだ
だが、本当にその兄ってのしかお前の世界にはねぇんだな」

「クラピカも!
…あと、今はセンセも私の大事な人」

「あ?きこえねーなぁ?
もっとデカイ声で言え」

「もう言わない!」





思い入れ、自分にあってるもの…か
私にあってるのは…盗み?詐欺?喧嘩?んー、系統にどう組み合わせようかなぁ…





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