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□基礎
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その日から、私はひたすらに纏と練の精度を上げるトレーニングの日々を送った
トレーニングといっても筋トレしたり、走り回ったり、肉体労働をしてるわけじゃない
ただ、自分の精神を保ってオーラをキープすること
側から見たらただ直立してるだけなのに、1日の終わりには倒れこむようにベッドで寝ていた
もちろん、ずっとクロロと一緒
私が纏や練をキープしている間 クロロは本を読みながら、私を見守ってくれた
本に視線を落とすその美しい顔を見てるだけで幸せだった
そして、終わった後に すごいなって褒めてもらう瞬間がなによりも幸せだった
「よし、今日は終わりにしよう」
「え?これだけ?」
「ここ数週間 ずっと気を張っていただろう?少し、気分転換にでもいかないか?」
「クロロとデート!」
「あぁ
待ってるから、準備しておいで」
「はーい!」
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