twins
□コドモ×ト×コドモ
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ヒソカは家を捨てた
彼の言う
退屈な世界を自ら手放した
「ようこそ、こっち側へ」
「なんだかあんまり
実感わかないなぁ♠」
「んー、まぁそのうち
出てくるんじゃない?
ってか、お腹すいたでしょ?
なんか食べようよ」
「ボク、お金なんて持ってないよ♣」
「私は持ってる」
ヒソカを連れてご飯を食べる
ってか、お金あるとか言ったけど
地味に無くなりそう
「どうしてラムは
お金を持っているんだい?
親に捨てられたんだろ?」
「盗ったからね」
「盗る?」
「こんな子どもに仕事なんてないし
(殺し屋の仕事はしていたけど…)
お金が無いなら奪えばいいの」
現に私にはそれが可能だ
私は強い
というか、人を殺すことに長けている
だからそれを生かすだけ
「でもボク
スリとかしたことないんだけど♣」
「スリなんて私もしたことないよ」
「じゃあどうやって盗るんだい?」
「相手を殺して
身ぐるみ剥がせばいいんだよ」
殺すのも一瞬
そして死体から財布や
金目のものを頂戴するのは
とっても簡単だ
「ラムは人を殺したことがあるのかい♦」
「あるよ
ってか、もともと殺し屋だし」
あ、これ言ってなかったっけ?
まぁでも、ヒソカすごく
目を輝かせて私を見てる
「見てみたいナ♡
ラムが人を殺すところ♡」
「ちょうどお金も少なかったし
やるつもりだったからさ」
いつものように
何のためらいもなく人の命を奪う
それはほんの一瞬で
今まで名前があって、人生があった人間が
次の瞬間にはただの肉の塊になる
「こんな感じ」
「素晴らしいよ♡
とってもわくわくした♦
こんなに興奮したのは初めてだ…」
ヒソカは恍惚の表情を見せた
そんなに喜んでもらえてなにより
「次のはボクの番ダネ♡」
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