twins

□コロシ×ノ×ヨロコビ
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「イルミー!好きー」

「オレも、ラムが好きだよ」





イルミにぎゅっと抱きつくと
それよりもぎゅーっと抱きしめてくれる



「大好きイルミ
おとなになったら イルミと結婚する」

「そうだな」

「そしてずーっとイルミと一緒にいる!」

「あぁ、ずっと一緒だ」





3歳になる頃には
イルミと2人で仕事をするようになった
それがすごく楽しくて堪らなかった





「ラムっ、目立ちすぎ」

「だって、楽しいんだもん」





この頃になると私の殺しは
暗殺ではなく虐殺になっていた
ターゲットだけじゃ物足りず
目についた人間を殺さないと
気が済まなくなっていた





「ラム」

「…ごめんなさい」

「何度言えばわかるんだ?」

「ごめんなさい」





いつも大量虐殺する私は
帰るとパパに怒られていた



「悪いのはラムだけじゃない
オレがちゃんと、ラムのこと
止めらんないから…」

「イルミのせいじゃないの
ごめんね、イルミ ありがとう」

「イルミはお兄ちゃんなんだから
ラムはイルミの言うこと
ちゃんときくんだぞ?」

「はぁい」





いつもイルミが
私がたくさん怒られないように
助けてくれる



パパはいつも
お兄ちゃんの言うこときくんだぞ
と言って終わりにしてくれる





「わかったか?ラム
ムダな殺しは時間のムダだ
仕事は早く正確に終わらす
いいな?」

「うん」





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