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□一線
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欲しい答えを私の口から言わせて満足気なヒソカ
「それでいいのさ♠
ボクは強いラムが好きだヨ♡」
ピエロメイクのヒソカに何を言われても心は動かない
本当、見た目って大事だよなと心の底から思う
「その顔に言われても全然嬉しくない」
「フフ♦
ねぇ、ボクと一緒にヤろうよ♣」
「やだ」
この、「やろう」が
バトルじゃなくて念の練習を、という意味だと分かっていても断った
だって、そんなのいつでもバトルできる状況になってしまうわけだし
「君が本気でボクを止めたら
クロロが死ななくてすむかもしれないよ?」
挑戦的な眼差し
わかってないな
ヒソカはなんもわかってないよ
「あのね、ヒソカ
私はヒソカにも死んでほしくないんだよ?」
「?」
私の言葉にキョトンとするヒソカ
やっぱりあなたはまだ私をわかってないね
ま、わかって欲しいとは思ってないけど
「当たり前でしょ?
いつも言ってるよね?イケメンはこの世から1人たりともいなくなってはいけないの
まだちゃんとスッピンもみせてもらってないんだし」
むしろそんな変なメイクなどを施さずに素のままでいて欲しいんですけどそれって不可能なんですか??
ってか、あの約束まだ有効だよね?
「ってか、早くスッピンみせてよ?
そーゆー約束じゃん」
「もちろん覚えているよ♡
じゃあ今晩、一緒に過ごそうか♡」
「冗談はやめて」
「ボクはいつでも本気なんだけどナ♣」
「いいから、今すぐその趣味の悪いメイクとガッチガチのワックス洗い流して来てよ」
ふと、思い出すのは最初にクロロから
どんな念を作りたいか聞かれたときに水を具現化したいと言って却下されたこと
確かに、今ここにあるグラスの水を浴びせればいいのかもしれないけど、足りない気もする
なんて、くだらないことを思いながら私はデザートをぺろりと平らげた
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