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□道化
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パドキアの空港にたどり着き、ヒソカに電話をしてみた
「あ、ヒソカ?」
まさかのツーコール目で出る
『驚いたナ♦
まさかラムから連絡が来るなんて♡』
いつもと変わらない、あの独特の声に
安心感に似た懐かしさを感じる
もっと殺伐としてるかと思ったけど
なんにも変わらない、掴みどころのないピエロ
「ねぇ、いまどこにいるの?」
単刀直入にきくと、すんなり居場所を教えてくれた、そして意外と近くだった
聞いた私がいうのもどうかと思うけど、
クロロと戦うために追いかけてるんだから
彼側の私に、もう少し警戒心を持った方がいいと思う
「今から行くからそこいて」
『一体どうしたんだい?何かの罠カナ?』
あ、一応その可能性も頭にあったんだと勝手に安心する
普通はそう思うのが当たり前だし
でも、残念ながらそんなものは一切ない
「罠なんてないから
じゃあ、そっちの空港に2時間後に着くからよろしく」
ということで、早速ヒソカがいる国の空港に向けて出発
その間、頭をよぎるのはクロロのこと
もしこの瞬間にクロロから連絡があったら?
もしクロロが目の前に現れたら?
きっと私はその瞬間両手をあげてクロロに抱きつくことはできないだろう…
クロロに会うのが怖い
いつからか、心のどこかにそんな感情が芽生えた
私はクロロのことが好き
それには間違い無いのに、今は貴方がとても怖い
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