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□鳥籠
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イルミside.





ラムをアルカの部屋に置き、オレと親父はモニターで部屋の様子を見ることにした



今のところアルカがラムにおねだりをしている様子はない
普通に本を読んだり、人形で遊んでいるだけだ





「イルミ 彼女は何者だ?」

「見ての通り、普通の子だよ」

「そう、か…」



まさか、親父までラムを気にいるとか言わないよね?
それはないか、今のラムは念使えないし、あのままじゃ1の門を開けるので精一杯の身だ
親父があんなのに興味を引かれるわけがない



「彼女の手首、あれはオレが知ってる能力だ
相手に枷を嵌めることができる能力
一度見たことがある、だが彼はある時からその能力を使えなくなってしまった
あの紋様は、間違いなく奴のものだ
全く同じ技を一体誰が…」



なんだ、そういうことか
んー、親父は旅団と関わるの否定派だからなぁ
クロロの名前を出して面倒なことにならないといいけど…
嘘ついてもたぶんつききれないし、言うしかないか



「クロロだよ」

「なんだと?」

「あの子、クロロのお気に入りだから」

「どういうことだ?イルミ」

「オレも意味わかんないんだけどさ
クロロ あの子にお熱なんだよね
あの子に念を教えたのもクロロだし
今は使えないけど、あれが外れたらまぁまぁできる子だよ」

「ほう、あの男が人に何かを教える才能があったとはな」




ラムの念 見たことないけど
ヒソカはラムが念を覚える前から目をつけてたみたいだし、クロロに至っては大事にしちゃってるし…


ハンター試験の時は全然 目もくれなかった
オーラの量は多かったと思うけど、そこまでって印象だったし


クロロもヒソカもラムの一体なににそんなに惹かれているんだか





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