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□複雑一家
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イルミとシルバさんに連れて行かれたのは、地下の厳重なセキュリティーシステムの最深部



「ねぇ、イルミ
まさか突然変異で猛獣でも産まれたの?」

「いや、見た目はただの子どもだ
しかも戦闘力もほとんどない
だけど、危険なんだ あいつは」

「ますます意味わかんない」



アルカのことが全く想像できないまま、1番最後の扉の前までたどり着いた



「この扉の向こうがアルカの部屋だ」

「その前にカルトのことを教えてラム」

「カルトに会ったのはグリードアイランドの中
一緒にいたのは幻影旅団だった」

「旅団に?」

「そう、ヒソカの抜け番って言ってたから入ったのは最近ってことだよね」

「確かにカルトで間違いないのか?」



シルバさんが確認するように言う



「はい、年齢は10歳って言ってました
肩くらいの黒髪に、猫目の綺麗な顔立ちで一人称はボク、服装は和服でした
能力は見ていませんが…
絶も使いこなしていましたから」

「間違いなさそうだね」

「そうか、わかった」





イルミとシルバさんは納得してくれたようで、扉を開けてくれた



「?」



扉の向こうにいたのは、私がここに来るまで想像していたのとは真逆の、天使のような子だった



「あなたが、アルカ?」

「お姉ちゃん、だれ?」



私と目を合わせて首をかしげるアルカ
待って、めっちゃ可愛い!なにこの子
私もこんな兄弟ほしいっ





「はじめましてアルカ
私はラム、アルカと友達になりにきたの」

「お友達?お姉ちゃんが?」

「うんアルカこんなところにひとりぼっちでしょ?
だから私と一緒に遊ばない?」

「うん!」





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