††996††

□暗殺者
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「これがうちに入るための門なんだけどさ
ラム 開けてみる?」



さっきのすごい音した門
一体 どうやって開くんだろう?取っ手とかないし



「どうやって開けるの?
鍵とかは?」

「鍵なんてないよ押すだけで開くから」



それセキュリティ的にどうなの?
こんなに目の前まで観光客来てるのに
とか思いながら私は言われた通り門を押してみた



「!」



なにこれ、すっごく重い…ってか
これ本当に門なの?壁じゃないかってくらいびくともしないんだけど?!



「これ、本当に開くの?!」

「当たり前だろ、入り口なんだから」




イルミがこの手のくだらない冗談言うわけないし、本当にこの扉が開くんだ
よし、ちゃんと力入れて押してみよう



「っ…!」



重い扉がゆっくりと開いた



「へぇ、一応開くんだ」



門を開けて中へ入る
閉じるのは自動らしくまた扉は閉じた



「ねぇ、本当にこれが玄関なの?
めっちゃ重いんだけど!?」

「この1枚で2トンあるからね」

「は?!2トン?!」

「そうだよ
だから1の扉は4トンの力で押さないと開かない」



私、4トン押して開けたの…



「1の扉?他にもあるの?」

「ほら、上に数字が書いてあるだろ?
1つ上がるごとに重さは倍になる」

「なにそのシステム…
はぁ…、私 念使えないのに
力だけで開けたってこと?
ずいぶん人間離れしちゃったなぁ」

「今さら気づいたの?」



イルミは特に気に留める様子もなく、私の荷物を持って歩みを進めた





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