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□念願 ※微裏
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私をベッドに組みしくクロロは、今まで見たことがないくらい真剣で、どこか冷たい目をしていた
「お願い…クロロ…」
「もう誰にも触れさせない」
慈しむようにクロロが頬を撫でる
長い指が頬を滑り落ち、胸元に沿って行き 私の服に手をかける
「!」
「ラム、オレはお前が愛しい
お前が、欲しい」
「クロ…ロ」
クロロは静かに私の服を脱がしていく
大好きなクロロに求められて嬉しいのに、心は素直に喜んでいない
「なぜ泣く?」
「え…」
私は泣いていた
どうして泣いてるのか、わからない
クロロに愛してるって言われて嬉しい
求められて嬉しい
ただ、強くならなくていいって言われたのが、どうしようもなく悲しいんだ
このままクロロとするのが怖い
この一線を超えたらもう戻れない気がした
今までの、楽しくて幸せだったクロロとの時間が、もう戻ってこない気がして怖かった
「何も怖がることはない
ラム、お前をオレにくれるか?」
大好きなクロロ
どうしようもない快楽の波が私を包む
「クロロ…、私もクロロが欲しいよ」
頭の中にいろんなものがごちゃごちゃしたけど、私はそれらを全部無視して目の前のクロロと与えられる快楽に身を委ねた
「愛してるラム」
「私もだよ、クロロ 愛してる」
本当に求めていいのかわからない
私は、本当にこれでいいの?
肌と肌が触れ合って、交わって
今までで1番 クロロと近くにいるのに、なんでだろ…心がずっと遠くに行ってしまった気がした
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