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□念願 ※微裏
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「ボクはもう少し
ラムとゲームを楽しんでもよかったんだけどね♦」

「私はクロロが心配でたまんないの
念が使えないクロロを1人置いて来ちゃったんだもん
やっぱ私 クロロといればよかった…」

「クロロは念が使えなくても強いから平気さ♠」





除念師と交渉し、やっと私とヒソカはクロロを除念できる準備を整えた





早速 ゲームを出て現実に戻り、クロロと連絡をとった



「クロロ、お待たせ」

『ラムか』

「除念師 連れて行くから、待っててねクロロ」





やっとクロロに会える
早く除念してあげたい
クロロ…もうすぐだからね





「やっと、あの人とヤれる♡」

「ヒソカ、ありがとう」



結局 ヒソカがいたから除念師連れて行けるようなもんだし、幻影旅団にも会うことができた



「ボクは今から
君の大好きなクロロを殺そうとしてるんだよ♣」

「知ってるよ」

「なのに、どうしてボクにお礼言うんだい?」

「だって、ヒソカがいなかったら
クロロを除念してあげられてないだろうし?」





それに、ヒソカいなかったら私 確実に幻影旅団に殺されてたし…





「だから、感謝してるんだよ
ありがとう ヒソカ」

「はぁ…」



感謝しているのに なぜかため息をつくヒソカに首をかしげる





「ほんと、君って ボクの扱い上手いよね♣」

「どういうこと?
別に 私 ヒソカを上手く扱ってるつもりないけど!?」

「なんでもない
クロロを殺したら ボクがラムをもらってあげるからね♡」

「遠慮しときます」





グリードアイランドの中で言われた言葉



『クロロやめて、ボクのモノになりなよ♡』




意識してるわけじゃない
ヒソカのことは普通に好きだし
頼りになると思っている


クロロだって、恋愛の好きとかじゃなく人として尊敬している、つもり
実際 わからない
クロロのことは大好きだけど、それがどういう好きなのか ずっと一緒にいたから、考えたこともなかったし…





やっと念願叶ってクロロの除念に成功すると、勝手に涙が溢れた





「よかった…クロロ…」

「すごいな、初めて除念ってやつを受けたが…不思議だな」

「水を差すようで悪いけど
約束通りボクとサシでヤろう クロロ♡
ずっとこの時を待ってたんだ♠」





あ、そうだった
ヒソカはクロロと戦うためにクロロを除念したんだ





「本当に、その通りだ
せっかく ラムと久しぶりに会えたんだ、邪魔するな」

「クロロっ?!」





クロロはそう言って私の手をとった



「せっかく久しぶりにラムに会えたんだ
ヒソカには退散してもらおう」





そう言ってクロロは本を取り出した





「あいつとやりあうのは面倒だ
一旦 別れて後でここで落ち合おう」

「クロロが囮になるの?」

「心配するな
じゃあ、また後でな」





そう言ってクロロはヒソカの方に向かっていった





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