††996††
□発見
1ページ/1ページ
帰ったらクロロにたくさんお礼言おう
そしてたくさん謝ろう
そう決めたら心がすっと軽くなった
「切り替え完了っ
よし!気を取り直して除念師 探し
れっつごー!」
「急に元気になったね♦」
「うん!割と切り替え早いから」
そうと決まれば早いとこ除念師見つけてクロロの念を解いてもらわないと
「ラム?」
自然と足が向いたのは木々が生い茂る森の中
上手く言えないけど、こっちに行った方がいい気がした
「? ねぇ、ヒソカ…誰かいる」
「あぁ♣」
森の深いところに人の気配がする
気づかれないように絶で気配を断ち、ゆっくりと近づく
「なんか聞こえる」
「こっちには気づいていないみたいだ♠」
音の聞こえる方へ向かって行くと、誰かが焚き火をしながら、何かをブツブツしゃべっている
「なんか変なのでてきた!」
「念獣みたいだ♦」
「気持ち悪…なにあれ?
肩についてるの食べた!
もしかしてあれが除念?」
「あぁ、間違いない♣
ラムのお手柄だネ♡」
除念ってあんなグロテスクなの?
私、除念師じゃなくてよかったー
もっと、キラキラした不思議なやつかと思ってたけど、現実は甘くないみたい…
「早くあの人連れて、リーブで現実戻ろうよ!」
「どうやら 除念し終えたところみたいだ♣
んー、しばらく様子見かな♠」
「どーして?早く連れて声かけようよ!」
こんなに早く除念師見つかるなんて、私の日頃の行いがいいに違いない
待っててねクロロ、すぐにあの人連れて行くから
「アレ消えてからにしない?」
ヒソカが指差すのは焚き火から出てきた変な生き物みたいなやつ
それは除念師の体にまとわりついた
「確かに…私あーゆーの苦手」
ってか、見た目が美しくないもの全般 嫌い
「いつ消えるかな?」
「さぁ♣
とりあえず、動向だけチェックしておこうか♦」
あの人の名前チェックする
この本には会ったことある人の名前をチェックする機能があるから便利だ
「アベンガネ…?
めっちゃ覚えにくいなぁ
って、あれ?なんでクロロと会ったことになってるの?」
おそらく会った順番に記載されているであろう名前の1番上にクロロの名前があった
「あ、それボク♡」
「は?!なんでクロロの名前使ってんの?」
「行ったろ♣
旅団もゲームに参加してるんだ♠」
「知ってるけど、なんでクロロの名前なの?」
「その方が彼らが見つけたときに会いに来てくれるだろ?」
別にヒソカも旅団なんだから、自分の名前でよくない?
もしかして、仲悪いのかな?
ま、どうでもいいけど…
「さて、それじゃあゲームを楽しもうか♡」
.