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□水見式
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ひとまず仮宿として実家の近くのホテルに拠点を置いた私たち





いつもすごいホテルだなーとは思ってたけど、なかなか来る機会もなかったホテルの1番ランクの高いスイートルーム





「まず、ラムに謝らないといけないことがある」

「ん?なにー?」

「お前に教えた 発 あれは嘘だ」

「どゆこと?」

「四大行の 纏、絶、練、発
これは本当だが、本物の「発」はあんなものじゃない」



突然のクロロからの謝罪に首をかしげる、発って あのオーラの塊をかめはめ波みたいに相手にぶつけるやつじゃないの?



「んー、ん?
つまり、私 まだ発 できないってこと?」

「そうだ」

「ショック…」

「オレが嘘を教えたんだ
そう落ち込むな
これからは本当の発を教えるさ」

「うん!」





そういうとクロロは紙とペンを取り出し、なにかを書き始めた





「オーラには系統があって、それによって発する能力が違うんだ」



紙に書かれた六角形を用いながらオーラの系統を説明してもらう



「ふーん、6種類もあるんだ
あんまりイメージわかないなぁ」

「ラムの知っている能力でいえば、ヒソカは変化形だ あいつはオーラの性質を変えてそれを扱う」



ヒソカのバンジーガムを思い出す
あー、なるほどあれが変化形ってやつか、納得



「クロロは何系なの?」


「オレのは特質系、さっきも言ったようにこれらのどこにも属さない能力で、説明するのは難しいが…簡単に言えば相手の能力を奪って自分のものにできる」

「すご! 何それ無敵じゃん!」



やっぱりクロロはすごい念能力者なんだ!改めてクロロに教えてもらってることに感謝だなぁ


「そう、かな?
念には制約があって、それが難しいほど生み出す力も大きくなる」

「ってことは、相手の能力を奪うときにちょっと手間がかかるってこと?あとは、使うときもちょっと難しいとか?」

「まぁ、そんなところだ」

「そうなんだ!
で、私って何系かな?」

「それを今から調べるのさ」





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