††996††

□合格
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「さて、と」

「ん?」

「家に戻るだろ?
ご両親にもそのライセンス見せないとな」

「あ、そうだね
空港ってどこかな?」





ここがどこなのかわからないけど、とりあえず空港行けば飛行船に乗ってひゅーんって帰れるし





「それならオレが案内しよう
飛行船もすでに手配してある」

「本当に!?ありがとう」





クロロに手を引かれて私たちは空港へと向かった





_____




「ただいま!」





久しぶりに実家に帰ると家族全員が出迎えてくれた



「じゃーん、これがハンターライセンスだよ」



ハンターライセンスを目一杯見せびらかして、やっと一息つく



「んで、これからなんだけどさ
しばらくハンターやろうかなって思うの
今は車で言えば ペーパードライバーなわけだし、せっかくならちゃんとハンターしてみたいなって」





もちろん嘘
私はハンターになろうとは思ってない
全然 ペーパーハンターでいいと思ってる



ただ、私はもう少し念について極めたい
まだクロロに教わり切れていないことを、納得のいくまで教わりたい



なにより、まだクロロと離れたくないっていうのが大きい





「パパ、まだまだ現役だし私が会社に集中するの急ぐこともないでしょ?」





と、言うことで





「晴れて、家出の許可もらってきたよ」

「1年前から変わってないなラムは」

「うちの親、過保護だけどやりたいことはやらせてくれるんだ、昔から」

「いい家族だな」

「うん!私はとっても恵まれた家庭に育ったと思ってるよ」





再びクロロの手をとり私は家を出た





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