SPIDER
□@ガールズトーク
1ページ/3ページ
部屋に戻り、お化粧をとって旅行1番の楽しみが始まる
「やっぱりガールズトークが1番だよねー」
「本当、ラムはいつもそればっか」
「いいじゃない
私も若い女の子の恋愛 興味あるし」
「ダメだよー
パクもちゃんと参加しないとー」
「シズクの言う通り
ちゃんとパクの話も聞かせてもらうからね」
_____
男部屋side.
『ダメだよー
パクもちゃんと参加しないとー』
『シズクの言う通り
ちゃんとパクの話も聞かせてもらうからね』
「よし、電波良好だ」
シャルナークによってラムに仕掛けられた盗聴器から、女部屋の会話は男部屋に筒抜けになっていた
「ストーカーかよ」
それを軽蔑するような目で見るフィンクス
現在の男部屋の状況は
ウボォー、ノブナガは酒盛りというなの飲み比べに興じ
コルトピとフランクリンはすでに就寝
起きているメンバーで女部屋の音声を聞いていた
(クロロは本を読むフリをしながら、ヒソカはトランプを積み上げながら、フェイタンは持ち物の手入れをするフリをしながら)
「違うよ ラムに危険が及ばないか気がかりで、念のためだよ」
「正直 よくやったシャル
だが、この旅行が終わったら没収する
これは団長命令だ、いいな」
「団長が、言うなら」
「クククッ♡ 面白い♪」
まさか盗聴されているとは知らずに、女部屋ではガールズトークが展開されていた
『旅団の中で付き合うなら?』
いつの間にかガールズトークの話題が自分たちに関わることになっており、シャルナーク、フィンクス、クロロ、ヒソカ、フェイタン(未だ手入れするフリを続けている)が集中してその話に耳を傾ける
『んー、フェイかなー
マチは?』
『ちょっ、待て
ラム フェイタンなの?!』
「「「!!」」」
4人の視線を集めるフェイタンは、満面のドヤ顔を向けた
「くそっ、やっぱり聴いてやがったか」
「ラムがフェイ狙いとは…
色合い的にオレでもいいはずなのに…」
「団長 見苦しね」
「なんか癪だなぁ」
『なんでラムはフェイタンがいいの?』
『まぁ消去法だけど…なんか放っといてくれそうじゃん?』
『いや逆だね!あいつ絶対 束縛激しいって!』
『私もマチの意見に賛成
あぁいうタイプは、嫉妬 束縛が激しいものよ』
もちろんそんな会話は本人にも筒抜けな訳で
「…」
「だぁーっ! パク!マチ!よく言った!
なぁフェイ!バレてんぞお前の性格」
「チッ うるさいね」
大爆笑のフィンクス、肩を震わせて笑うクロロ、ヒソカ、シャルナーク
.