chain
□それぞれのみち
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センセに念を教わって約半年で私とクラピカは合格した
「センセ ありがとうございました」
「ありがとうございました」
念を使えるようになった私たちは半年前は相手にされなかった斡旋所で仕事を回してもらえるようになった
「ラム、ずっと考えていたんだが」
「ん?」
「こうして念が使えるようになり、プロハンターとしても一人前に認められた、それでもラムは私の力になるためにその力を使うのか?」
「当たり前でしょ
それに、クラピカの能力は確かにすごいけど幻影旅団にしか使えないのもあるし、何より緋の眼は寿命を削るんでしょ?
そんな危ない人、放っておけないよ」
「ラム…」
「でも、ずっとクラピカにべったりなわけじゃないよ?
クラピカはあの人体収集マフィアの仕事受けるんでしょ?
私は、別ルートからアプローチしてみるよ
何かいい情報があったらすぐに伝えるから」
「そうか、すまないな」
「なんで謝るの?
私は私のやりたいことやってるの
それがクラピカの力になるなら、嬉しいよ」
「私は本当に心強い友を持ったよ
ありがとう ラム」
「こちらこそ!ありがとうクラピカ
でも、私が近くで見てないからって無理は絶対にしないでね」
「あぁ、もちろんだ」
またしばらく、クラピカとのお別れ
今度会えるのはきっと ヨークシンシティのオークションの場になる
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