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□とっくんかいし
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センセによると、私とクラピカは一人前のハンターになるための裏試験にまだ合格していないとのこと
その裏試験の合格条件は
念の習得
念とは体にあるオーラを使いこなす能力のことらしい
「じゃあセンセはその念が使えるの?」
「もちろんだ
この前お前に見せた絶ってのは念の力の1つだ」
「あれが念?!」
「ラムは知っているのか?」
「うん、見せてもらっただけだけど
じゃあ センセに念を教われば私とクラピカも裏試験合格ってことだよね?」
「そういうことだ」
「お願いセンセ!私たち、どうしてもやらないといけないことがあるの
そのためにハンターになったの!
だから、お願いします!念を教えてください!」
センセは強い
それが念ってやつの力だけじゃないのもわかる
この人に会ったのは偶然なんかじゃないはずだ
私とクラピカはこの人に教えを乞うしかない、というかこの人に教えてもらうべきなんだ
「ラムにしっかり頼まれると調子狂うなぁ」
「んじゃ、お願いセーンセ♪」
「るせー、ったく…
そっちのお前も、それでいいか?」
「クラピカ…」
「あぁ、よろしく頼む」
「ったく、ふてぶてしい弟子が一気に2人もできちまったな
念より先に礼儀から教えてやるか?」
「結構だ
我々には時間が無い、早速 念とやらについて教えてもらいたい」
その日から私とクラピカはイズナビさんに念を教えてもらうことになった
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「んぁーーー、すごいなぁクラピカ
同じ日に始めたのに、全然 追いつけないや」
センセの元で念を教わって3ヶ月が経った頃にはクラピカと私の念の習得具合はかなり開いていた
「んな落ち込むなって
体術なら、ラムの方が上だしな」
「でも、同じに始めたのに、こんなに差開くの悔しい
やっぱ私も…」
「ラム
その話は…」
「わかってる、ごめん もう言わないよ」
クラピカと私の間にできてしまった大きな差、それはできたのではなく元々あった差だった
私になくて、クラピカにあるもの
それは命すらかけることを厭わない覚悟だ
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