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□かんめい
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結論から言うと私はハンター試験に合格した
もちろんクラピカも合格した





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クラピカと離れた後、私は幻影旅団について自分なりに調べた
彼らはどういう集団なのかを知った





彼らは強い
そして、残忍だ
あくまで調べた情報の中でだからたぶん本物は信じられないくらい強いんだと思う



こんなのをクラピカは狙ってるの?
そんなの危険すぎるよ…
せっかく仲良くなれたはじめての友達なのに…





「決ーめた、私 もっと強くなる」





私は決めた
人に必要とされる人になる
友達のために力になりたい





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試験会場につくと400人ほどの受験生が集まっていてクラピカを探す間も無く試験が始まってしまった


試験がすすみ受験生が減ってやっとクラピカを見つけられたけど、別の友達と一緒にいたので 私はそこには入らなかった



男の中に混ざるのもなんかあれだし、1人の方が気兼ねなく本性を出せるというのもあった


せっかく友達になってくれたのに、口悪くて喧嘩っ早いっていう理由で嫌われたくなかったし





最終試験もクラピカと当たることなく合格できたので やっぱり私は普段の行いがそうとう良いらしい





「クラピカー」

「ラム やっと話せたな」

「そうだね クラピカ合格おめでとう」

「ラムも、おめでとう」





数週間ぶりのクラピカは相変わらずキレイでおもわず見惚れる





「ラムはこれからどうするんだ?」

「えっとね、クラピカ
クラピカにお願いがあるの」

「なんだ?」

「私も、クラピカと一緒に幻影旅団と戦いたいの、そしてクルタ族の目を取り戻してあげたい
クラピカの手伝いをさせて欲しいの」





はじめてできた友達だから
その友達が危険で大変なことをしようとしてる
私には止めることなんてできないから
せめて、手伝わせてほしい





「せっかくの申し出だが、断る」

「どうして?!
私 クラピカの力になりたいの
幻影旅団のことだって、私なりに調べたの
クラピカ、ヨークシンシティのオークションを狙うんでしょ?
幻影旅団なら、きっと盗みに来るもんね」

「なぜそれを…」

「私、本気なの
クラピカは私の初めての友達なの
その友達が、危ない橋渡ろうとしてるの、黙って見てるなんてできない」

「…」

「お願い、クラピカ
絶対に足手まといにはならないし、貴方の言うこと絶対に聞くから
いきなり変な人に絡んだりしないから」

「わかった、ありがとうラム
ラムの力は試験で見ているからな、よろしく頼む」

「うん!」





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