†966†

□天真爛漫
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長かったようで短かったようなサバイバル生活を終え、クロロとやって来たのはまたもや見知らぬ街



「久しぶりの都会だぁ」



たくさんの飛行船に、高いビル
たった1カ月しか経ってないのに、タイムマシンにでも乗って来た気分だ



「ハンター試験までの残りの期間はこの街で過ごす
荷物も、すでにホテルに届いている」

「最後の追い込みだね」



クロロに連れてこられたのは、前に泊まっていたホテル同様 5ツ星ホテル、お部屋はもちろん 1番ランクの高いプレジデンシャルスイートルーム



「わーい ベッドだぁ」

「今日は移動で疲れただろう、特訓の再開は明日から…といきたいが、明日はでかけるぞラム」

「おでかけ?デート!」

「あぁ、もちろん 特訓も兼ねて」

「おしゃれは?」

「もちろん、していいぞ」

「やったー!」



私にあてがわれた部屋には前に荷詰めをしておいた服達が置いてあった



「ゆっくり休むんだぞ
おやすみ、ラム」

「うん!おやすみなさい」



クロロは向こうの部屋に行ってしまった、でもこのドアの向こうにはクロロがいる
もう、ひとりぼっちじゃないんだ



なんかまだ夢を見てるみたい
つい1カ月前は当たり前のようにこうして毎日 クロロと一緒だったけど、その半年前は会ってすらいなかったんだもんね…



信じられないなぁ、まだクロロと出会って1年も経ってないんだもん
でも、私にとってこの1年はのんびり過ごしていい1年じゃない



せっかくクロロが念を教えてくれてるんだから、絶対に強くなる



だけど、今は何よりも明日のクロロとのデートが最優先
お風呂入って、着たかった服を準備して…
やっぱり、こういう時間が好きだな私



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