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□成長 クロロside.
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ラムは自慢げにここでの生活の中で出来るようになったことを披露しだした



「でね、この葉っぱをナイフ代わりにしてね」



確かに練の精度も増していたし、オーラの流れを見てもこの1カ月でだいぶ成長したことが伺える


それに周までできるとはな
やはり、ラムは頭がいいから上達が早いんだな



「みてみてクロロー
こんな感じでね、食べ物もちゃんとお料理してたんだよ
すごいでしょ?」

「あぁ、驚いたよ ラムは本当にすごいな」



ラムの頭を撫でてやると嬉しそうに笑ってみせる
あぁ、自覚するとこんなにもラムが愛しくて堪らない

これは、正直かなりキツイな
こんなに愛らしい子にこれからどう接したらいいんだ?



「やったー!ねぇ 私『お嬢様』じゃなくなったでしょ?クロロ!」

「あぁ、そうだな」



目を輝かせて言うラム
そうか、ラムはオレがあぁ言ったから…



「ラムがお嬢様って事実は変わらないがな
オレがこんなこと言うのは矛盾してるだろうが、ラムはいつまでもその気高さと気品を失わないでくれよ」

「はぁい」


ラムとともに飛行船に乗り、島を後にする


窓から見える島が見えなくなるまでラムはずっと一点を見続けていた


「サバイバルすっごく楽しかったけど、やっぱりクロロと一緒なのが1番だよね」

「それは何よりだ」



ラムはすぐにこう可愛いことを言ってオレの精神をどうしたいんだ?
もしや、あんなところに1カ月放置した報復なのか? なんて可愛い報復なんだ…だが、確かにオレの精神にとてもくるぞ、ラム


「島での生活 楽しかったなぁ
ねぇ、もしかして今度の試験にサバイバル出たりするのかな?」

「どうだろうな
試験は毎年変わる試験官に一任されているらしいからな、可能性はゼロではないな」



ラムにサバイバルなんて、もう二度とさせない
そんな試験が出されたらオレがそいつを消してやる



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